インタビュー

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糖尿病専門医として、生活習慣にあわせた治療をご提供。食材選びから飲み会対策まで、具体的なアドバイスをいたします。

日本糖尿病学会認定の糖尿病専門医として、まずは患者さまのお話をよく聞くことを大事にしています。どの栄養素が足りていないのか、運動はどの程度おこなっているのか、生活状況を細かく確認したうえで、生活指導やお薬の調節などをおこなっていきます。

日本糖尿病学会認定の糖尿病専門医として、力を入れていることはありますか

患者さまにあわせた細かなご指導をするようにしています。たとえばお食事のご指導では、ただたんに「カロリーを減らしましょう」というだけではなく、「どんな栄養が足りていないのか」「具体的に何を食べたらいいのか」ということもお話ししています。

やはり、大切なのはバランスよく食事をとるということです。たとえば、カロリーを減らすということだけを目標にしてしまうと、朝はトーストとコーヒーだけ、昼はざるそばだけ、というような極端な食生活になってしまいがちです。このようにたんに食べる量を減らすのではなく、どのようにバランスよく栄養素をとっていくか、ということが大事なのです。

わたしがお伝えすることが多いのは「タンパク質をしっかりとりましょう」ということです。不足しがちな栄養素だと感じています。具体的には「毎食、てのひら一枚分のタンパク質をとりましょう」などと話しています。たとえば、納豆1パック、目玉焼き1枚、ブリの切り身1枚、ハンバーグ1個などを具体例としてあげて、イメージしやすくなるよう心がけています。

また、重要なことのひとつは“飲み会対策”ですね。食事は人間関係にもつながることですから、「行ったらダメ」ですむことではないんですよね。そのため、宴会のときにどんなものを食べたらいいのか、といったことをお伝えしています。さらにいえば、アルコールを断るときに何て言えばいいのか、ということもアドバイスすることがあります。たとえば、わざと車で行って飲めない状況をつくるとか、「医者に怒られるんだよ」と言って医師を悪者にしてもらうとか(笑)。とにかく、実践的なアドバイスをすることをいつも心がけていますね。

「食材選び」などかなり細かいレベルでアドバイスをしてくださるそうですね

そうですね。やはり具体的なアドバイスが大切だと思っています。「○○という栄養素をとってください」と伝えるだけでは、実際にどの食材を選んだらいいのかわからないでしょうから。

具体的にいえば、スーパーで買い物をしているときに、何を買うべきなのかの判断がご自分でできるように、と思っています。たとえば、お豆腐売り場には、普通のお豆腐と厚揚げがあります。でも、このふたつの食品はカロリーがぜんぜんちがうんです。実際に売り場に立ったときに、カロリーのことを考えてお豆腐を選ぶことができる、ということが大事ですよね。

大学病院でも勤務されていますが、そちらではどのような診察をしていますか

大学病院では内分泌糖尿病内科という診療科に勤めています。内分泌とはいわゆるホルモンと呼ばれているもので、身体のさまざまな器官に作用する化学物質のことです。たとえば、血糖をコントロールするインスリンもホルモンの一種。こうしたホルモンの分泌に異常がおこると、身体にさまざまな影響がおこります。

たとえば、長引く体調不良の原因がホルモンにあるケースもあります。クリニックで専門的な治療までおこなうことはむずかしいですが、大学病院での診察経験をいかして、内分泌系の異常をかかえている方のご相談にのることはできます。また、もちろん、必要に応じて専門的な医療機関をご紹介することも可能です。

また、大学病院では、生活習慣病を発症した妊婦の方や、これから妊娠を考えている女性の方の診察もおこなっています。一般の方とはお薬の選び方などが変わってきますので、そうした調節を細かくおこなえることは当院のメリットといえるかもしれません。

内科の診療が主だと思いますが、そのほかに対応できる症状はありますか

基本的には、一般的な症状であれば、来院いただければ何でも対応しています。ちょっとしたケガや虫刺されなど、日常でおこる症状でお悩みの際は気軽に来院いただければと思います。また、専門的な治療が必要だと判断した場合は、ほかの医療機関をご紹介することも可能です。